令和5年2月1日
政府は先月27日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを、5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを決めました。5類に移行しても、新型コロナウイルスの感染力や病原性が変わるわけではありません。受験生は特に、体調に気を付けて最後まで良いコンディションで受験に臨めるようにしてほしいと思います。
「親ガチャ」についての問題?
大学入学共通テストの倫理の問題では、子は親を選ぶことができず、人生が家庭環境に影響されることを意味する「親ガチャ」を連想させるような問題が出されました。
豪邸を目にした2人の高校生の会話です。
G君とH君の会話で進むこの問題を少し転記してみます。
G:すごい豪邸…こんな家に生まれた子どもは運がいいね。不平等だな。
H:生まれた家とか国とか、個人が選べない物で差があるのは、不平等だとしても変えられないよ。与えられた環境の中で頑張ることが大事だよね。この家の子どもだって、社会で成功できるかどうかは本人次第だと思う。
G:いや、その子どもも、家が裕福なおかげでいい教育を受けて、将来お金を稼げるようになったりするでしょ。運の違いが産む格差は社会が埋め合わせるべきだよ。
話はまだまだ続きますが、新しい話題を取り上げていると思いました。
小学生プログラミング大会
イチゴの収穫ロボットを動かすプログラミング作品を作った栃木県芳賀町芳賀北小5年の松本陽希(はるき)くん、2年の松本望来(みく)さん兄妹の「チームみらいファーム」がコンテストでグランプリを獲得しました。おじいちゃんおばあちゃんがイチゴの収穫をするのに、作業が大変なのを見ていたのがきっかけで、イチゴの色を識別して実っているイチゴを収穫するロボットを作ったのだそうです。
審査員特別賞は黒磯小1年生の大塚陽葵(ひなた)さんが獲得。「ぶつからないミライ」と題し、ランドセルに取りつけたタブレット端末が車の接近を知らせるプログラムを開発しました。
miki塾でも、障害物をよけたり、音に反応するようなプログラミングで、ロボットを動かす楽しい授業をしています。みなさんも是非、参加してみませんか。
カンニング防止帽
カンニングしているのって、本人はバレてないと思っているかもしれませんが意外とわかるものです。
さて、フィリピンルソン島のビコル工科大学の試験で、先生がカンニング防止のために頭にかぶるものを持参しなさいと学生に要請したところ、ものづくりの勉強をしている学生たちが、クリエイティプすぎる「カンニング防止帽」を作成し話題になりました。ハロウィーンのような黒いとがった帽子や、騎士のお面風、ミッキー風のものから、卵のパックで頭部を囲んだものやトイレットペーパーの芯を両目に装着して周囲が見えないようにしている人もいたそうです。学生同士、テスト結果とは別のクリエイティビティ―の才能でのライバル心が刺激されたようです。このフィリピンでのクリエイティブなカンニング防止策は世界でも好意的に拡散されたようで、こんな陽気な防止帽なら、姑息なカンニング対策を考えるより、ずっと試験に前向きになれそうですね。
冬季うつに気を付けて
冬季うつとは毎年10〜11月頃からうつ症状が始まり、春先の3月頃に回復するというパターンを繰り返します。冬に不調を感じる方が多いので冬季うつと呼ばれています。理由はないのに気分が落ち込んだり、やる気がなくなって何も楽しめないという状況が秋から冬にかけて続き、睡眠や食欲は増している傾向にある方は「冬季うつ」を疑ってもいいのかもしれません。
10年苦しみ、冬季うつの診断を受けたイラストレーターのなおにゃんさんの対処法は、思うように動けない自分を責めず、暖かく心地よい環境で自分をいたわることで、たとえば、暖房をつけて暖かくする・ふわふわの毛布をかぶる・温かいココアを飲む・お笑い番組を見て笑う・可愛い猫は必要など、自分なりの乗り切り方を見つけてからだいぶ楽になったそうです。
改革進むブラック校則
ブラック校則を巡り、毎日新聞が47都道府県などの計67教育委員会に見直しの実態調査についてアンケートをしました。全体では校則の見直しを実施したと答えたのは84%にも上り、専門家は一定の評価をしつつも、根本的な課題は変わらずに残っているとも指摘しています。
見直しの事例で一番多かったのは、女子生徒のスラックス着用を認めるで、愛媛県を始め宮城、秋田、山形など11の県と市の教委が見直し、ツーブロック禁止の見直しでは、茨城県や栃木県など9の県と市が見直しました。その他にも下着の色指定の見直し、スマートフォン持ち込みを認める、タイツ着用を認める、市販のベスト、カーディガン着用を認める、熱中症対策で帽子、日傘の使用を認めるがありました。
塾の生徒に聞いたところ、ツーブロック禁止なので、上の髪の毛を伸ばして下の見えないところを刈上げにしているとか、目に髪の毛がかからないように横に流して目にかからないようにしているとか、ギリギリを攻めている子もいました。
寂しがりやなので2頭でお願いします
宮崎市の会社「DBCトータルサポート」が、ヤギを派遣し、伸びた雑草を食べさせるヤギレンタルなるものを4月から開始するそうです。導入を前に、試験的に2時間無料で行っており、家庭や高齢者施設などから約30件の利用がありました。ヤギは1頭で1日10uほどの草を食べるそうで、除草剤の使用を控えられるなど持続可能な開発目標(SDGs)にもつながります。ただ、ヤギは寂しがりな性質があり、レンタルは2頭をセットでお願いしますということです。ヤギのかわいらしい姿は癒しにもなり、地域の方々がヤギを見て癒されながら笑顔になる場所にしていきたいと同社の代表は話しています。
三木の知り合いの方も愛媛ですがヤギをレンタルしたそうですが、だいぶ暴れん坊の黒ヤギくんが来たらしく、お返ししたそうです。1匹だったから寂しかったのかもしれませんね。
まだまだ序の口
数学の問題に悪戦苦闘している中2のみなさんに、塾長から「こんな問題まだまだ序の口じゃ!!」と言われ、中2「塾長、序の口って何?」塾長「序の口しらんのか。じゃあ日本の国技は?」中2「サッカー、野球、空手…」塾長「えっ!じゃあ、両国国技館って何するところなん?」中2シ〜ン。意外と慣用句って難しいものです。
小学生も体の一部を使った慣用句で、全員×になった問題に、「“□”の上のたんこぶ」がありました。全員“□”に入る言葉を“頭”としていました。たしかにたんこぶは頭にできますね。それで頭の上のたんこぶと思ってしまったのでしょう。うっとおしいことや邪魔なことだと教えるとやっと目の上のたんこぶの意味が理解できたのですが、普段使わない言葉はなかなかわからないのかもしれません。
中2のみなさんも、序の口が相撲の言葉からきていると塾長から教わり、数学も慣用句も理解できたでしょうか。