令和5年3月1日
ある夜、ふらっと塾に「ニホンゴオシエテクレマセンカ」とやって来られた女の人。30年ほど前に中米の国から日本に来て結婚、出産、子育てに忙しく、話すことはできても、書くこと、読むことが難しいとのこと。スペイン語が母国語で、英語は少しはわかるとのことでした。愛媛県の国際交流協会をご紹介しましたが、今からでも日本語を勉強しようという姿勢が偉いなぁと思いました。
トロッコ問題
中1の皆さんが授業が終わって「トロッコ問題」について話し合っています。
トロッコ問題とは、暴走したトロッコが線路の上を走っており、線路の先では6人の作業員が工事を行なっています。トロッコの進行方向には5人の作業員がいて、このままでは5人がひかれてしまうことに。あなたの近くには線路の進行方向を切り替えるレバーがあります。しかしレバーを切り替えると、その先の線路にいる1人の作業員をひいてしまいます。さて、あなたは次の二つから選択しなければなりません。
A:レバーを切り替えて5人の作業員を救うが、1人が犠牲になる
B:何もせず5人の作業員がひかれるが、1人は救われる
あなたはAとBどちらの選択肢を選ぶでしょうか?というもの。
なかなか難しい問題ですね。レバーを切り替える勇気もいるし、どちらの選択でも誰かは犠牲になる。答えの出ない中、何日もトロッコ問題について議論していた中1の皆さん。さて、答えはどうだったのでしょうか。
ゆる部活
運動が苦手な人にとって、優勝を目指すようなハードな部活に入るのはかなり勇気がいりますね。スポーツ庁は、2018年に運動部活動に関するガイドラインで、運動が苦手な生徒も入りやすい「ゆる部活」の設置を盛り込み、生徒の多様なニーズに答える部活の形として全国に広まっています。
東京都杉並区立富士見丘中学校では、マルチ・スポーツクラブで、約2か月ごとに2種目のスポーツを楽しんでいます。単純にスポーツを楽しむ、いわゆる「ゆる部活」を開始。大会への出場はありませんが、ハンドボールやフットサルなど2か月ごとに種目を変え、子どもたちは幅広いスポーツに触れています。先月は円盤遊具をパスでつないで得点を競う「アルティメット」、専用のスティックを使ってリングを投げる「YOU.FO」などを楽しみました。部員たちは、週に1回なので参加しやすい、息抜きにもなっていると話しています。
小学生に見てほしい
「モーターファン」と言えば、塾長が長年愛読していたクルマ雑誌なのですが、子供向けの専門誌ができているとは!!月刊誌「モーターファン for KIDS」をご紹介します。
特集では国産スポーツカーの特徴を、カッコいいレーシングカーのビジュアルとともに紹介しています。そのほか車種の歴史や、豆知識なども掲載しています。また、ガルウイングドアや300km/hオーバーの性能をもつスーパーカーのほか、ハイブリッドシステムを搭載した最新車種を紹介。さらに、なぜガルウイングができたのか? 300km/hを出すのにはなにが必要か? といった秘密も教えます!また大きなダンプトラックや、可愛い姿の電気バスなど、ちょっと気になる自動車を紹介。難しいけどためになるお勉強のページも!メカニズムの解説や、どうやって自動車が開発・生産されているかなど、自動車業界の裏側までも教えます!メカニックが好き、スピードが好き、フォルムが好き、車全てが好きという皆さん、本屋さんへGo!
ゴミ拾い甲子園
『スポGOMI甲子園』は、15〜18歳の高校生が3人1組のチームを結成し、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う地球にもっとも優しいスポーツです。愛媛大学附属高校の「BIG WEST ベーカリー」チームは、2022年度大会で全国準優勝を果たしました。
チームは大会前日、競技エリアの地図を夜遅くまで見て入念に作戦会議をしたのですが、今年は昨年よりごみが少なく最初は焦ったそうですが、事前に決めていたルートを攻め、18.25sのごみを拾い準優勝に輝きました。BIG WEST ベーカリーチームの3人は、スポGOMI甲子園に出場するまでは、それほど環境問題に興味があったわけではなく、この大会をきっかけに環境問題に関心を持つようになったそうです。ゲーム感覚で楽しく清掃できるので、たくさんの高校生に参加してほしいと話していました。主催の日本財団は、ゴミ拾いを楽しみながら、町や海のごみ問題を自分ごととしてとらえてほしいと言っています。
光るサソリ
ほとんどすべてのサソリは紫外線にさらされると蛍光するそうです。これはサソリの外骨格のヒアリン層と呼ばれる部分にβ-カルボリンなどの数種類の蛍光物質が存在するためで、その一部はアルコールに溶けるため、サソリをアルコールに浸すとそのアルコールも紫外線を当てると蛍光するようになります。そのため、夜どこに潜んでいるのか恐ろしいサソリですが、ブラックライトを当てることで美しい青色に光るサソリを発見することができます。
ではなぜ紫外線によりサソリは光るのでしょうか?サソリが登場したのはシルル紀になってからですが、この頃の地球はオゾン層が形成されたばかりで、有害な紫外線を吸収して可視光に変換して放出することで紫外線から身を守っていたのかもしれないという説もあります。また、尻尾には光を感知する働きがあり、身を隠すためには便利だったからかもしれません。
小学生怒る
回転寿司チェーン店で不衛生な行為を行い話題を呼ぼうとする愚かな行為、いわゆる「寿司テロ」動画の拡散によって、回転寿司業界は失った信頼を回復するために、くら寿司では、AIを使って寿司皿のカバーの不審な開閉を検知する技術を導入することを発表しています。また、株式会社はま寿司や、あきんどスシローは、巨額の損害賠償も視野に入れた、刑事・民事両サイドから厳正に対処するとしています。
ニュースを見た塾の小学生の皆さんも、あんな悪いことするなんてと事件に対して非常に不快感を示し、怒っていましたが、家庭や学校では、やってはいけないことを教えているとは思いますが、こんなことをしたら大変な金額の損害賠償請求をされるというお金の問題についても教えておくのが大事なのではないかと思います。いたずら目的や目立ちたい気持ちでやったことが、こんなにも莫大な損害金を請求されるとは思ってもなかったのではないでしょうか。
県立高校入試倍率出る
令和5年度の松山市近郊の主な県立高校の入学志願倍率についてお知らせします。
松山東:1.09倍、松山南本校普通科1.05倍、理数科0.98倍、松山北1.25倍、松山中央1.09倍、松山工業電子機械科1.43倍、情報電子科1.65倍、建築科1.85倍、土木科1.28倍、松山商業商業科1.40倍、地域ビジネス科1.00倍、情報ビジネス科1.31倍、東温普通科0.79倍、商業科0.58倍。
まもなく県立入試です。受験生の皆さん頑張ってください。