令和5年12月1日
12月になりました。いよいよ受験生たちの目の色が変わってきた頃でしょうか。高3の皆さんは、とっくに受験体制に入っているようですが、中3の皆さんはいかがでしょうか。まだまだのんびりしている人も多いようです。さて、インフルエンザが猛威を振るっているようです。受験生もそうでない人も体調には十分気を付けてください。
ファイナンシャル・プランナーと危険物取扱者
miki塾の講師をしてくれている愛大医学部の西川先生。授業終わりにファイナンシャル・プランニング技能検定を受けようかと思っているという話をしていて、医者の資格だけではなく他の資格も取っておきたいと話していました。その時に、医療者でなくても心電図検定は誰でも受けられますよと教えてもらい、三木でも受けられるのか!と思いましたが、医者でも1級だと超難関なのだとか。
もう一人、医学部の甲谷先生は、危険物取扱者試験を受けてみたいと言っていて、資格を取ってガソリンスタンドでアルバイトしたいそうなのです。塾講師のバイトより賃金的には低いと思いますよと話したら、学生のうちに肉体労働で汗水垂らして働くような経験をしておきたいと言っていて、将来お医者さんになる人でも、いろいろなことを考えて備えていたり、人生の糧になるような経験を積みたいと思っているのだなと思いました。
愛媛県立高校の入試が変わります
令和6年度実施入学者(令和5年度の中学2年生等)選抜から、「特色入学者選抜」が導入されます。変更のポイントは、@学校長の推薦が不要A募集人員枠の拡大B各高校が特色に応じた項目で検査となっています。受験者がこれまで以上に、自身の学習意欲や興味・関心、または、得意とする文化・スポーツ活動等を生かした選抜を受けることができるようになります。新入試の具体的な変更点は、
@今まで必要だった在籍中学校長の推薦は必要なくなります。
A5〜15%程度だった普通科、理数科などの推薦枠が30%程度を上限とするようになります。職業科を主とする学科、健康スポーツ科、総合学科は上限が50%程度になります。
B検査項目の変更点は、数学的な思考力や計算力、英語による表現力等を問う小論文、プレゼンテーションが実施されます。これは、各高校で定める入学者の受け入れに関する方針に基づき、各高校が最も適当な検査項目を選択して実施します。
詳細は令和6年10月頃に発表されます。
川崎病が激減
乳幼児を中心に発症し、全身の血管に炎症が起きる川崎病の患者数が、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行以降、3分の2に激減したことがNPO法人川崎病研究センターの調査で判明しました。川崎病は症状が重いと心臓に血液を送る冠動脈にこぶができ、心筋障害を起こす恐れがあります。
国内では新型コロナの流行が始まる前の2019年までは患者数が増加傾向にあり、19年の患者数は約1万7000人に上りました。しかし、20年以降患者は激減しました。同センターの全国調査では、20年は1万1173人、21、22年も1万2000人を下回りました。
マスク着用、手洗い、ソーシャルディスタンスの確保などの感染予防が徹底された影響か、21〜22年は季節性インフルエンザの流行もほとんどみられず、ウイルス感染症の多くが激減しました。川崎病も、新型コロナの流行による感染予防対策が、疾患を防いだ可能性があるのではないかとされ、解明されれば多くの患者の未来を救う可能性があります。
3級以上の第2回英検二次試験合格者
2級:脇坂春里さん
準2級:堀内祐希くん、篠田太郎くん、馬越なつ美さん
3級:古鎌咲羽さん、河野実生さん
以上のみなさん、大変おめでとうございます。
2024年度第1回から、1級から3級の英検は作文が1題増えます。要約する問題、質問に答える問題も増えるようですので、新しい形式に不安な方は第3回までに受験してしまうのもいいのかもしれません。
そんなに価格差があるのか
全国の公立中学、高校の制服に最大約6倍の差があることを、公正取引委員会が明らかにしました。中学女子で最も差が大きく、セーラー服と冬スカートの合計は最低が約1万2千円なのに対し、最高は約7万2千円と、約6万円高くなっていました。
中学男子や高校男女の制服も最高と最低で3万2千〜4万5千円の差があり、毎日新聞の取材に複数の教育委員会は「学校が生地にこだわると価格が上がる」「製造数の少ない制服は高くなる」と説明しています。
公取委は、公立中の制服の取引価格の実態調査の結果を公表し、「入札や見積もりを何社かとる方法で制服メーカーや指定販売店などを選ぶ」などの項目を数項目提言しました。追跡調査の結果、提言を一つ以上実施すると制服の価格は3年間で7%下がったことがわかりました。
制服代って決して安いものではないので、少しでも価格競争をして安くなればうれしいですね。
月経痛、愛媛も追試対象に
公立高校入試と生理が重なってしまったら・・。著しい体調不良は、病気や事故と同じように「追試」の対象になるのでしょうか。2023年9月、全都道府県の教育委員会に対して行った調査では、生理による体調不良が追試の対象になると答えた都道府県は15都道府県でした。愛媛は対象になるともならないとも明確にしない「その他」の21県のうちのひとつでした。
しかし、文部科学省は先月、月経痛や月経前症候群(PMS)で高校入試を欠席した場合、追試験の対象とするよう求める通知を年内に都道府県教育委員会などに出す方針を固めました。これまで新型コロナウイルス感染症やインフルエンザは通知に明記されていましたが、月経痛などは明示されておらず、教育委員会によって対応が分かれていました。
文科省は新型コロナの流行以降、毎年6月に高校入試での配慮事項を教委などに通知しています。通知には現状でも月経痛を対象にできますが、「月経随伴症状」と明記することで、統一的な対応を促していきます。
英会話にAIを活用
英語4技能(読む、書く、聞く、話す)の中で苦手な「話す」ことに関連して、千葉県立成田国際高校で9月から英会話にAI(人工知能)を活用する研究が始まっています。会話のレベルに応じてAIが会話内容を決めるシステムで、高校生対象の研究は全国で初めてです。
AIの女性キャラクターが英語で「今朝は何を食べましたか」と質問、1年の神田実結花さんは「スープを飲みました」と英語で答えると、キャラクターは「温かくていい朝になりますね」と返しました。AIとの会話を体験した生徒からは、英文法を勉強した後にアウトプットする機会が増える、失敗を恐れてしまう人でもAIが相手なら話せるかもしれないといった感想が挙がりました。
9月〜11月、家庭学習で1人8回ずつ体験し英語力の向上を検証したところ、アンケートで楽しかったと回答した生徒のスピーキング力が向上する傾向がみられました。