令和6年2月1日
1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられたり、被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧復興をお祈りいたします。
さて、塾では大学入学共通テストが終わり私立大入試に臨む人、私立高校推薦合格を手にした人、高校入試を目前に控え受験モードに本格的に切り替わっている人と様々です。もちろん、受験はまだ先の小・中学生も寒さに負けずに元気に頑張っています。
「野球しようぜ!」
3学期の始業式。木山博文伯方小学校長「みなさんにビッグニュースがあります。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手からグローブが届きました!!」「野球しようぜ!!」の校長先生のかけ声。「おーー!」生徒たちの喜びの声。段ボールから現れたのは大谷選手のサインが入ったツートンカラーのグローブ。野球部員の児童は、「とてもうれしいです。大谷さんからのお年玉みたいな感じで。これをきっかけにみんなにキャッチボールをたくさんやってほしいです。」と話していました。今治市内には26の小学校に大谷選手のグローブが届いたそうです。
また大洲市の山あいにある児童数2名の川辺小学校にも大谷選手のグローブは届き、6年生の梅木奈々子さんと弟で4年生の創哉くん、幼稚園の妹の雫ちゃんも訪れ3人でさっそく運動場でキャッチボールをしました。三人は「大谷選手ありがとうございます」と海の向こうへ感謝を大声で伝えたそうです。
長文にやられた
大学入学共通テストが終わりました。今年は、問題文の長文化が話題になりました。なかでも、英語リーディングは、さらに分量が増し、平均点は過去最低になりました。これまで本文は多くても2ページ程度だったのですが、1ページ増え、まずそこに絶望した受験生が少なくありませんでした。さらに登場人物が3人という設定も問題を難しくさせ、回想シーンを経て2人が1人にサプライズをするのですが、限られた時間内に英文のテキスト情報だけでこの設定を理解するのはかなりハードだったようです。時間が足りないという思いから、ざっと読んだだけで回想シーンに気づかなかった受験生が多く、丁寧に読み込む時間が足りず、平均点を下げた結果となったようです。
長文読解を丁寧かつスピーディーにすることが、英語の点数を上げる肝となるのは間違いなく、しばらくはこの傾向が続くとすると、今の高2、高1の人たちは日々の英語の授業で必要な情報を短時間で見つける力を鍛えておく必要がありそうです。
塾長ずるーい
miki塾では教育版マイクラを使ったプログラミングを学ぶ授業を本格開講しました。
子どもたちはほぼ全員知っているマインクラフトという大人気ゲーム。塾長は全くマイクラを知らず、プログラミング以前に一からマイクラを勉強することに。ここ数か月、塾長が四苦八苦していると「塾長ずるーい、遊びよる」「マイクラへたすぎ」と子供たち。子供たちはゲーム開始の音楽が聞こえてくるとすぐに集まってきては、ずるいずるいの大合唱(笑)。
マイクラはあくまでもプログラミングの入り口で、考え方を学び、ゲームを作ることで基礎概念を習得していきます。ステップが進むにつれて、プログラミング言語や、ホームページ作成、ゲーム開発にまで挑戦できます。本格的なプログラミング的思考を、自分一人でもどんどん学んでいけます。マイクラを使ったキュレオのプログラミング学習をはじめてみませんか。
作ってみませんか
冬は寒さだけでなく乾燥対策も必要になります。警視庁警備部災害対策課の公式X(旧ツイッター)アカウントが避難所向けに紹介した「簡易加湿器」を作る方法が話題です。簡易加湿器は、新聞とバケツがあれば作れます。1.新聞紙を丸めて筒状にする。2.バケツに入る分だけ筒を作る。3.バケツに水を張り、2の新聞紙を縦に入れる。
空気が乾燥しているとウイルスを含んだ飛沫の水分が蒸発し、長い時間空気に飛散しやすくなるため、感染症にかかりやすくなります。子ども部屋などでも活用できると思います。
「君はどうしたい?」
4月、FC今治高校里山校(旧今治明徳高校矢田分校)が開校し、ユニークな受験方法が話題になっています。1泊2日の一般入試は全国に例を見ないスタイルで、筆記による学科試験はなし、当日発表されたミッションを仲間と一緒に解決するワークショップや面談で行われました。
学園長はサッカー元日本代表監督の岡田武史さん。試験官の野球解説者の古田敦也さんは「自分の予想しないことが色々と起きたりするのが世の中なので、しっかりとした意志を持って生き残ってくれるような人材を育てたい」と話しています。試験は、グループに分かれてプレゼンテーションを行いました。辻正太校長は「『君はどうしたいんだ』というのをひたすら問われ続ける3年間になるので、3年後自分の言葉で話せる子たちが育っていると思います。」と述べました。兵庫から受験した女子は「普通の高校じゃできないような体験をたくさんしていきたいなと思っています」と話していました。
中学生集団避難
能登半島地震で、輪島市は先月、市内全3校の中学生401人のうち、保護者の同意があった258人を、約100キロ南に離れた石川県白山市の体験学習施設に集団避難させました。同行した教員と施設で生活し、施設や市内の中学校で授業を受けます。心のケアのためスクールカウンセラーも配置し、保護者と会う機会も作れるようになっています。また、珠洲市約100人、能登町約40人の計140人の中学生についても金沢市のスポーツ宿泊施設に集団避難することになりました。
一方、受験も大事だけど、地震が起きた今はそれより大事なことがある。そう考え集団避難しなかった生徒もいます。
大勢と相部屋で寝泊まりしながら生活するストレスは大きいと思われるし、家族を置いて避難した負い目を感じる生徒もいるのではないかと思います。集団避難しなかった生徒にとっても、いつまた余震で大きな被害がでるかもわからない恐怖と戦っているストレスは計り知れません。一刻も早く安心した暮らしができることを祈るばかりです。
県模試を受けてみませんか
県模試のお知らせです。
miki塾では、中1、中2向け今年度第3回県模試の会場受験申し込みを受け付けています。今まで塾内の学力診断テストのみを行ってきましたが、私立高校などの会場で受験をすることで、いずれ中3で受験する時、大勢の知らない人と一緒にテストを受ける緊張感や、受験会場まで交通機関を使って行くことなどに慣れてもらうというメリットがあります。県模試は、5科目実施で、問題は教科書準拠内容とし、得点・偏差値から志望校の合否判定が出ます。本番の県立高校入試に備えることができ、テスト代も個人で申し込むより安くなっています。
なお塾で行っている学力診断テストは、今まで通り実施しますので、県模試は希望者のみの受験となります。さっそくですが、今年度第3回の県模試の受験申込書が別紙にありますので、ぜひお申し込みください。