令和8年3月1日
近くの家電量販店へ行った時のこと、塾の卒業生がレジのバイトに入っていました。彼女を教えていたI先生がもうすぐ医師となり、北海道へ赴任する予定だということを伝えていたら、お客として来た男の人も塾の卒業生で、バイトして貯めたお金で最新のゲーム機を購入するところでした。塾長が2人ともmiki塾の卒業生だと伝えたら、その場が急に和んでミニ同窓会みたいになりました!
役に立たなさそうなものこそ重要
MOF(モフ、金属有機構造体)と呼ばれる新素材を開発し、ノーベル化学賞に選ばれた北川進先生。大学1年の時に読んだ湯川秀樹氏の『天才の世界』の本の中で出会った、荘子の言葉「無用之用」が研究の指針になったと述べています。一見すると役に立たないと思えるものが、実は重要な役割を果たしているという意味です。分野外の論文でも、興味深い点が一つでもあればひたすら読み、分野外の学会にもできるだけ参加したそうです。1997年にMOFを発表した際は、世界の科学者には全く信用してもらえず苦しかったと振り返ります。それでも自分を信じられたのは、「これ(MOF)はできるんだと、自分のデータに自信があった」と述べています。
先月終わった中央高校の特色入試の小論文に、役に立たなさそうなものこそ重要だという北川先生のお話が出て、自分の意見を述べさせる問題が出題されました。北川先生は、高校時代はよい点数を取るより、好きなことを徹底的にやってみて!とエールを送っています。
奨学金を企業が返済
日本学生支援機構では2021年4月から、企業が奨学金を借りた従業員に代わって、奨学金を返すことができるようになる制度を導入しました。
近年、奨学金による自己破産の増加などの背景もあり、多くの地方自治体や企業が、人材確保の観点から奨学金の返還を代理で行う制度ができ始めました。それまでは奨学金を借りた人に代わって返還することは許可されておらず、従業員の奨学金の返還を支援するためには、返還するお金を給与に追加して機構に返すのが一般的でした。この場合、支援金分が給与に含まれてしまい、所得税や社会保険料などの負担が増える可能性がありました。しかし、企業が直接日本学生支援機構に返還額を収められるようになった新制度では、一概に非課税とはいえないものの、所得税などの課税の負担が従業員にかからないようになったのです。身近な企業では潟}イナビEdge、鰹シ屋フーズ、葛纉d工、ダイハツ販売会社グループなどが奨学金の返済支援を行っています。
ミルクセーキ税
ミルクセーキ税はイギリスで議論されています。同国は2018年から砂糖税を導入していましたが、2028年からはミルクセーキやカフェラテといった乳飲料も対象に加えるというものです。もともと清涼飲料水に含まれる糖分が100ml当たり5gを超えた分への課税でしたが、今回は基準を4.5gまで引き下げます。
税制の背景にあるのは、肥満大国のイギリスで特に子どもの肥満が社会問題になっているからです。課税対象の拡大は、砂糖を減らすことによる肥満対策が狙いのようで、政府の報告によれば、4〜5歳では約10%、10〜11歳では約20%が肥満とされ、長年ほぼ同水準で推移しています。日本の成人肥満率はおよそ4%前後で国際的に低いものの、男性では緩やかな増加傾向が続いており、子どもの肥満も生活習慣の変化に伴って問題視されていて、日本も他人事ではありません。
みかんの香りで計算ミスを減らせ
冬といえばこたつにみかん。食べるだけじゃもったいない。実は香りを勉強に活用することができます。日本アロマ環境協会の研究によると、オレンジ・スイート(みかんの仲間)から取った液体の香りをかぐと、計算ミスが減ることがわかったそうです。この実験では、6年生に百ます計算を解いてもらったところ、何もしないときよりも、オレンジ・スイートの香りをかいだときの方が計算ミスが3割も減ったということです。さらにイライラしない、頭がすっきりするといった気分をよくする効果も得られました。これは、かんきつ系の香りが脳の働きを助け、リラックスさせながらも集中力を高めてくれるからだといわれています。この冬は、机の上にみかんを置いておき、難しい問題が解けなくてイライラしたり、疲れて集中できなくなったときに、香りをかいでみてはいかがでしょうか。
AI利用は当たり前?
高校生新聞ニュースが123人に聞きました。普段AIをどのくらい使うかという質問には56%がよく使うと回答しました。
よく使うAIの種類では、最も多いのはChatGPT(チャットGPT)85%、2番目がGemini(ジェミニ)45%、3番目がCopilot(コパイロット)13%でした。
学校から規制があるかという質問では、課題などでAIの使用が規制されているという声が多かったです。しかし、レポートをすべて作ってもらうのは禁止だが、アイディアをもらうのはむしろ推奨していると活用を認めている高校や、特に規制はないという高校もありました。
AIに勉強で何をサポートしてもらったかでは、わからない問題の解説が68%で一番多く、全てお任せしてしまう場面はあるかという質問には、そうした使い方はしていないと回答した人が多かったです。しかし英語の全文翻訳28%、宿題の答えを考えさせた人も19%いました。
凍結卵巣組織で出産
愛媛大学病院は、若年乳がんになった20代の女性が、抗がん剤治療の開始前に凍結保存しておいた卵巣組織を治療後に自分の体に移植し、2025年12月に出産したと発表しました。病院の説明では、この方法での出産は四国初とのことです。
愛媛大学病院産婦人科の安岡稔晃助教によると、女性は抗がん剤で閉経する可能性があり、治療開始前の2022年1月に腹腔鏡手術で卵巣の一つを取り出し、卵巣皮質をシート状にして凍結保存しました。治療が一段落した2023年8月に卵巣皮質を融解し、体内に残るもう片方の卵巣に移植したところ、徐々に機能が回復しました。中断していた乳がんのホルモン療法の開始のために早めに妊娠する必要があり、体外受精で妊娠・出産に至ったそうです。
愛媛大学の先端技術で女性自身の治療も成功し、新しい命も授かることができて本当に良かったですね。