予防歯科は、むし歯などになってからの治療ではなく、なる前の予防に観点を置いています。
歯とお口の健康を守るため、歯科医院などでの「プロフェッショナルケア」と、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で予防歯科は成り立っています。
歯にトラブルがあってから歯科医院に行く習慣が続くと、治療を繰り替えすうちにがもろくなり、歯を失うリスクが高まります。そうならないように、定期的にケアを受け、健康なお口を目指しましょう。
日本における予防歯科の意識は、欧米に比べるとかなり低いのが現状です。 日本では、70歳以上のほとんどの方が入れ歯を使っていると言われています。長くご自身の天然歯でお食事や会話を楽しむために、定期的に健診を受けましょう。
◆むし歯や歯周病の予防・早期発見ができる
むし歯や歯周病の予防には、歯のクリーニングが大切です。日頃のセルフケアに加え、歯科衛生士による「PMTC]も受けましょう。
また、大人も子どももフッ素塗布を行うことができます。お気軽にご相談ください。
◆歯をきれいな状態で維持し、自分の歯を長く残せる
ブラッシングで除去しきれなかった歯垢がは歯石となり、簡単には取り除けない汚れとなって歯に付着します。セルフケアでは限界がるので、歯科医院で定期的なクリーニングを行いましょう。
また、日本はむし歯や歯周病で歯を失う人がとても多いです。予防歯科でお口に関する病気を予防するだけで、歳をとっても健康な歯を多く残すことができるのです。
◆全身のさまざまな病気を防げる
実はむし歯や歯周病は、心臓疾患・慢性腎臓病・呼吸器疾患・骨粗しょう症などの病気のリスクになります。
もちろん病気の原因のすべてが虫歯や歯周病というわけではありませんが、予防歯科でお口の中をきれいにすることで、他の病気の発症を抑えることができます。
◆金銭的な負担を軽減できる
虫歯や歯周病などの病気になってしまうと、治療回数が多くなるほど金銭的な負担が増えていきます。
日頃のセルフケアと歯科医院での定期検診で、体全体にかかる金銭的な負担を減らしましょう。
◆担当歯科衛生士によるチェック
当院は担当歯科衛生士制ををとっております。毎回同じ歯科衛生士が処置を行うので、お口の些細な違和感も察知できるのがメリットです。
◆歯周ポケットの検査
歯周病が進行すると、歯と歯茎の間の歯周ポケットが深くなります。
特殊な装置でポケットの深さを測れば、歯周病の進行度が把握できます。
◆お口の中のクリーニング(PMTC)
歯科医師や歯科衛生士が、専門の器具を利用してお口に蓄積した歯垢や歯石を取り除きます。
クリーニングによって、細菌が繁殖しにくい感傷を作り出します。
◆ブラッシング指導
実際に患者さまのブラッシングを拝見し、磨き方の癖などを指摘します。
そのうえでアドバイスを行い、正しい歯ブラシの使い方やブラッシングの方法をお教えします。